すれちがいはすれちがいのまま、致命的に宙に浮く。
答えのないせつなさと開放感、爽快感。
個々の抱える小宇宙に、別の銀河系から接近しかきまわしクラッシュしそうになる
不穏で予測不可能な彗星、人、出来事、言葉。
そしてカタルシスなきままカオスに置き去りにされる途方もなさ。
関係性の転倒、一瞬先の闇。
これらすべてが日常であり、現実なんだ。
教訓なんて何もない。
キッチュだったり過剰だったり
正当的過ぎるほどに艶やかだったりぱりっとしてたり
和服の衣装もすてきで
脱力なダンス
その角度から来るのか!というミスマッチでクールな音楽とともに
すがすがしくもこってり楽しませてもらった舞台でした。