鞍馬寺/貴船神社




 

social dance

 

神戸のとある会館で1回300円でやってる社交ダンス教室に
友達としのびこんできた。


color of italy

 

walkabout





















Capri












 

sunset park / midnight in paris

 


ナポリの街角、反核運動のポスター。

ミラノから一人で空港に着いて搭乗口まで行ったときに
トランクの中に読む本を置いてきてしまったことに気がついた。
それで、ちょっとがんばって英語のペイパーバックでも読んでみようかと
キオスクに入ると、ポール・オースターの新刊"sunset park"を見つけたので買ってみた。
飛行機に入って読み始め、主人公の男が公園で同じ本を読んでる女の子に出会う・・・
というところで機内食が出てきて、ひとまず本を置き
イアホン耳に差し込んで今度は映画を見始める。
イタリアで叔母さんが面白かったよ!と言っていた
ウッディ・アレンの新作映画がちょうどあった。
"midnight in paris"



sunset parkで二人が読んでいた本はグレートギャツビー。フィッツジェラルドの。
midnight in parisで主人公がタイムスリップしたパリのタクシーの中で出会うのがまた、
フィッツジェラルドとゼルダだった。
ほかにもヘミングウェイ、コール・ポーター、ダリ、ピカソ・・・
パリの20年代。すすけた窓の中にノスタルジックな灯り。
娼婦とダンサー、男たちが飲み交わすグラスのぶつかる音。落ちた煙草の灰。
「パリがあって良かった」・・・っていう台詞があったのはウディ・アレンの何の映画だったか。
この時代の人々のファッションも好きです。
でも、いつのどこが黄金時代かなんて決められないし、
もう少しあとのヘンリー・ミラーやアナイス・ニンのいたパリもいい。
60年代や70年代のアメリカも最高。
でも今とここにしかいられない。最高も最悪も超えている。
色んなものが融合して複雑に混ざり合っている。


「華麗なるギャツビー」はもう、内容は忘れてしまったけど大昔に読んだ。
そして最後のあたりの文章がすばらしくて、そこだけどこかに書き写した記憶がある。


finito la comedia




失いえないものを
大事に守りあって
すべては過ぎてゆく 



void is form

 

まだ家族はミラノ、チューリッヒと旅を続けていますが一足先に戻りました。
久しぶりの家族旅行たのしかったです。
朝からベタな駄洒落でとばしまくって夜はサドンデスで気絶する父。
それ見てげらげら笑う女たち。
まあ、お約束にぼられたりもしながら、死ぬほど歩き回った毎日でした。
愛想だとわかっていてもイタリア男に挨拶ついでにきれいだねとか言われると
やっぱり気分も上がってしまうこの女心。ほんとにどこを見ても美男美女。
退廃的で美しいあのベネチアの雨に濡れた石畳を、次回は家族以外の異性とぜひ。
夕方、少しお洒落して出かけるカップルたち。超ロマンチック。
そうでなくてもたたずむだけで、そぞろ歩くだけで充分しあわせ。
レストランのキャンドルと運河の波のきらめき☆
永遠に永遠に、道に迷っていられます。
レッツ ゲット ロスト。

いっぱい写真も撮ったなあ。遺跡そのもののような古い街並みに落書きが、
また何とも言えず今とここ。

ローマから入ってナポリ、カプリ、フィレンツェ、ベネチア、ミラノ。
ミラノでは仕事もしました。縁あってスイス人のバイヤーの女性に会ってきて
インド話に花が咲いて、なにか面白くつながっていきそう。。。

ローマ、バチカンでサンピエトロ寺院にはじめて入ったとき
死ぬほど人がいたにもかかわらず、その美しさに胸がいっぱいになって泣きそうになった。
いや、ほんとにちょっと泣いた。
朝日が高い窓から差し込んであちこちに偶然のスポットライトを投げかける。
それがあらゆる彫刻、あらゆる天使、あらゆるシンボル、象嵌の床、十字架を照らす。
究極的には同じスピリットを表現するのに、西洋人はここまでこねくりまわして昇華するのだ。
禅寺の禅の庭との違いに、その対極の距離に、卒倒しそうになる。
アプローチが全然違う。
細部の細部に至るまで「神」を「形」にしてゆく心意気。
よほどその実在に確信がないとここまでできない。
やっぱり彼らとわたしたちはまったく違う方法論を持つ違う人種なのだ。
わかりきっていることだけど。
でも対峙して目を見ればそこには同じ「点」があって言葉もいらず
そこを通して通じる人とは通じてしまう、
すべての違いや境界線も溶けて消える、この不思議。

すべてが神話と宗教のジュースに浸されたイタリアの古い街は、対極だからこそ
どこまでも分かり得ぬがゆえに
限りない憧れとファンタジーをわたしのハートに刺青のように刻んだのでした。




 

italian grafiti

 

| 1/2PAGES | >>

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< September 2011 >>

selected entries

categories

archives

profile

search this site.

others

mobile

qrcode